死神に命を取られるよ。 子どもの頃よく聞かされた言葉をくっきりと思い出したオレは、闇に呑み込まれる様な恐怖を味わっている所だった。 「よォし、いいか…お前、この本が見えるな?」 オレにとっては地獄の底から響いているようにも感じられる低い声に促され、視線だけを左に向ける。薄暗いのではっきりとは判らなかったが、常緑樹の葉の様な色をした本が、闇に浮かび上がっていた。命を刈り取る死神が持つにしては、不釣合いな色の本だ。 首に当てられた冷たい爪が、僅かに動く。 「脈拍が正常に戻ってきたな…ヒヒ、いいぜお前、悲鳴も上げなかったし、震えもしねえ、平常心に戻るのも速い。度胸がある奴はいい」 それは違う。確かに鼓動は先程より幾分遅くなってはいたが、頭の中は未だに恐怖に支配されていた。やばい橋を何度も渡ってきただろうが、なのに、素手で首を取られたぐらいで、何を動けもしないでいるんだ? 悪い事をしたら、死神に命を取られるよ。 この"声"に首を捕まえられた時オレは、ようやくお迎えが来たかと思った――ケースを持つ手が汗で濡れている。何枚か零れ落ちる札が見えたが、そう重要な事ではない――こんな事ばかりしてるんだ、遅すぎたぐらいだ、死神様。 「今からこの手を放してやる。心の準備が出来たらこっちを向きな、逃げても無駄だ、理解できたな」 微かに頷くと同時に死神の手が離れたのを感じた。 ハ、とオレは呼吸する。普通に考えて――死神なんている筈もなく、"声"の主がその死神であるなどという考えは非常に馬鹿げている。呆れるほどの現実主義者の癖に、と自らを非難する。 それでも、だ。それでも今オレの後ろにいる奴は――間違いなく人間ではなく、死神に限り無く近い存在であると感じさせる何かを持っていた。 オレは僅かな逡巡の後、遂に振り返った。 闇がそこにあった。 「ヒヒヒ、やっぱりいいぜお前、よく出来ました、ってとこだ」 死神に命を取られるよ。 「さあ…人間、こいつを読んでみな」 ゆっくりと影の中から姿を現したそいつは、常緑樹の本をオレに差し出した。 そうしてオレの前に死神は現れた。 死神は自らを魔物だと言った。 ああ、確かにこいつの様に体中に無数の眼がある妖怪がいた、薄暗い地中に住むし、ぴったりだ――だからオレはあっさりそれを受け入れた。 呆れるほどの現実主義者の癖に、と非難する事もなく。ここまで明らかな物的証拠が揃っている状態でリアリズムを追求する方が、よほど馬鹿げている。 死神は子どもなのに、呆れるほどに冷静で、呆れるほどに強かった。 「ザルチム、そこの床は抜けている。気をつけろよ」 「大丈夫だ、見えてる――おっと、そこ、5歩先に刃物が落ちてるぜ、踏むなよ」 人里離れた土地でやっと見つけた空家は大変老朽化が進んでおり、実に居心地が宜しそうな状態だった。 夕暮れが近い時間帯で、それなのに灯りもない為足下に注意して廊下を進まねばならない。歩く度に木造の床が軋む。 前の住人は夜逃げでもしたのか、雑貨やらゴミやらがやたらと散乱していた。 狭いリビングルームに辿り着き、やっとの事で腰を下ろした。椅子もテーブルも木造で、この家と似たような健康状態だったが仕方ない。 「なあラウシン、オレは別に構わないんだがな――金なら持ってるんだろう、何でこういう所にばかり泊まる?」 「綺麗な金じゃねえからさ」 机の上の木屑を払い落としながら答える。 「ラウシン、訊きたいんだが。気を悪くしないでくれよ、オレと最初に会った時に、一体どうしてあんな事をやってたんだ」 「この世は金がないと生きてけないからだ」 それ以外にも言う事は沢山あった――ああいう事をしないで生きて行く事が出来る連中は幸せだ、生まれた時からそういう世界に住む人間がいる、この世はどういう訳かとてもアンバランスにできているんだ――けれどもそれは、この死神に言うべき事ではない気がした。 死神は机の前に佇んだままで、身動ぎもしないでいる。その姿は本当に影そのもののようだった。 「ラウシン、お前はもう何度も魔物と戦って、呪文の力も充分理解できている筈だ」 死神はズボンから右手を出した。コキ、と指を動かしてから、すぐ横の壁に手を突き立てた。 その壁は木造ではない筈だったが――紙でできているのかとも思えるほど、呆気なく穴が開いた。 「そして呪文を使わなくても、オレの力はこの通りだ。別にオレを利用したっていいんだぜ、なのにそういう事を言わねえな?」 引き抜いた死神の手からはボロボロと壁の欠片が落ちている。パラパラ、とそれが床に落ちる音は妙に心地良かった。 「――馬鹿言うな。お前をそんな事に使えるか」 オレはこいつに相応しくならなければならない。 呆れるほどに冷静で、呆れるほどに強い――その姿は気高ささえ感じさせた。 こいつが魔界の王になるからとかそういう事じゃなく、重要なのはオレがこいつの相棒で、だからそれに見合うような人間にならねばいけないという事。だからオレはそんな事にこいつを利用してはならず、だからオレは今まで通りのチンケな小悪党のままではいけないという事。 ギリギリのプライド、下らない虚栄心、見せ掛けの自己満足――そういう物でも、オレは持っていたかった。 死神は黙ったままだ。オレもこいつも口数が多い方ではないので、沈黙はいつもの事ではあった。 けれど、いつもと違ったのは、死神が微かに笑ったように見えた事だった。 そうは言っても室内は依然薄暗く、頬までマスクで覆われた死神の笑みを目元だけで判別する事は非常に難しい事だった。それを問うてみる事も出来ず、オレも黙ったままでいた。 そうか、と呟いて、死神は部屋の中を歩き回り始めた。古ぼけた家具の抽斗を一つずつゴトゴトと開けている。オレは座ったままそれを見ていた。 「ザルチム、お前のその"眼"は便利だな。どこに何がいるか、かなりの広範囲で感知できるんだろう」 手持ち無沙汰になったオレは、相変わらず部屋中を見て回っている死神に、何て事はない話題を振った。 「ああ、生まれつきこうだから、特別便利だとか思った事はねえが――そう、良いモンでもねえぜ」 死神は動きを止めてこちらを見た。後頭部にも眼があるのだからそれを開けばいいのだが、話す時はちゃんと両の眼でオレを見て話してくれるこいつが好きだった。 振り向いた死神の"眼"は、全て開かれていた。 「4キロ先の家にいる人間が、今死んだ。周囲に複数の人間がいる。病気か寿命か、家族に見守られて逝ったのか」 何の感情もない声で言いながら、死神はこちらに歩いてきた。 死神に命を取られるよ。 「なあ、解っちまうんだよ、命が消えていく所がな。見たくもねえものまで見えちまうのさ、オレ達は…生まれた時からな――もう慣れたがね」 お前はずっと、そういうものを見てきたのか。 死神は"眼"を閉じた。今度は流しの抽斗を開け始める。 オレも随分とそういう瞬間を見てきた。だが、こいつの場合は。 「大事な奴が死ぬ所なんざ、ちゃんとこの眼で見てえよな」 独り言のような小さな声だった。オレは答える言葉を知らない。 呆れるほどに冷静で――呆れるほどに冷えた眼をした子ども。常に一歩引いた場所から物事を見ているこいつが、何故そうであるか、解った気がしてしまった。 見えすぎるというのは、幸せではない。 「お」 抽斗を開ける手が止まり、そこから取り出した物はどうやらハサミの様だった。それを探していたらしい。ハサミを手にした死神は、一度部屋の外に出て、また戻ってきた時は廊下に落ちていたチラシを何枚か手にしていた。 オレの様に椅子ではなく机の上に座り込み、チラシをジョキジョキと切り始めた。 「何だ、それは」 「暇だからな」 何を作っているのか、かなり細かい形を器用に切っていく。 「こういう場所は良い。オレにとって影は居心地が良いもんだ」 目の前にパラパラと切り屑が落ちていく。 「人間界は光が多すぎるな。だが――沢山のものを隠しているのに闇の中には影がない。影がねえと光は光であると言う事を証明できねえし、光がねえと、影も生まれやしねえんだよな」 死神がハサミを置いた。幾つか切った内の一つ、大きなリボンの様な形の紙を手にし、腕に着けられたリングの中にそれを嵌めた。 そのまま右手を壁に翳す。室内の闇はいよいよ濃くなっていた。 掌の眼を開いたのか――突然死神の手から光が放たれた。戦いの時にいつも目にする光で、それは光と呼ぶには余りにも不吉な色を帯びたものなのだが、とにかく闇の中に光が一筋走った。 眩しさに目を細めた時――蝶が見えた。 光に照らされた壁の中を、黒い蝶がヒラヒラと飛んでいた。 死神に命を取られるよ。 蝶は魂の化身だよ。蝶が飛んでいたら、誰かの魂が体から抜け出た時だよ。 死神様が、お傍にいるよ―― 「――それは、ザルチム…何だ」 「影絵。暇だからな」 「影絵?…動いて、るぞ」 「それがどう――ああ、そうか。オレ達の"眼"で映し出した物は影として具象化される。呪文のあれと同じ原理だ。こういう風に生き物の影の場合だと、本物と同じ様に動くぜ。この光の中でだけだがな。そういえば、どうして動くかとか考えた事もなかった」 黒い蝶は飛び続けている。その姿は美しかった――不吉なまでに。 何と言う事だろう。"情け容赦なく命を刈り取る者"と呼ばれ、その鎌を振り下ろす度に必ず命を一つ奪っていくという死神は――影に命を与える事が出来た。 生きる場所が限られていようが、その命は仮初めだろうが、確かにその蝶は綺麗に生きていた。光の中を生きる影。死神の生み出した命の影。 蝶をリングから外し、今度は別の何かに替えた。再び右手を壁に翳す。ゴソゴソと動き出したのは、大きな昆虫に見えた。 「カブト虫はいいよな…」 ぽつりと死神が言った。 「――は?」 我ながら頓馬な返事だった。影絵に見とれていたオレは、声の主を久しぶりに見た。 机の上の死神は立てた膝に顎を乗せ、自らが作り出した影をじっと見詰めていた。 「でかい。強い。カッコイイ。カブトやクワガタはいい。奴ら甲虫の王者だぜ」 もう一度壁を見る。 光の中では大きなカブト虫の影が、いかにも帝王の様に威風堂々と動き回っていた。 死神は―― 「…ラウシン、どうした」 「いや、何でもねえ…」 どうすればいいのか、肩の震えがどうしても止まらないオレは、必死に口元を押さえ俯いていた。 死神は――冷静で、強くて、冷えた眼をした死神は――それでもやはり、子どもだった。 「何だ?笑ってねえか?」 「いやいやいや…ああ、いいよなカブト虫、オレも好きだ」 堪えきれず、くくっと笑ってしまう。全くどうしたものか――こういう笑いはどのくらいぶりだ? 死神は少々訝しげな表情だったが、オレの言葉に頷いてきた。 「ザルチム、お前もさっき――笑ったか?」 「さっき?」 「オレが、お前を利用しないのはどうしてかとか、そういう話をしてた時だ」 「ああ。――笑ったな」 「どうして」 光が消える。死神はリングから紙を外し、胡坐を組んでこちらに向き直った。 もう大分暗闇に眼が慣れていたので、光が消えても大体の物は見えた。死神はオレより遥かにはっきりと、全てが見えている事だろう。 「オレのラウシンはそうそうクソッタレな奴じゃねえようだと、嬉しくなったからさ」 死神はそう言った。 「お前がしてるのは悪い事だとか、微塵も思っちゃいない。オレ達と人間の価値基準は大きく違い、それについて何か言うってのはどうしようもねえ程バカだ。そんなモンはどうでもいい、オレはお前そのものの考え方を、丸ごと気に入ったんだ」 オレはこいつに相応しくならなければならない。 オレがそう決めたこいつが、オレを認めてくれた。 死神に命を取られるよ。 こいつがその死神なら、そんなに悪い事ではないと思えた。 「あんたのそれは、傲慢だ」 近すぎるぐらい空が近い。見渡す全ては限りがなかった。眼下に広がる世界がとてもちっぽけに見えるのだが、こういうものの上から見下ろして初めてこの世界がちっぽけに感じられるというのは、オレこそが真実ちっぽけな存在であるという証明に他ならない。 雲よりも高い場所にいるというのに、魔法の装置とやらのお陰なのか、息苦しさなど全く感じず温度も快適だった。 青白い顔に浮かべる微笑とはまるで性質の違う、綺麗すぎる色の髪を持つ男だった。 その瞳も空と同じ色であるというのに、そいつという人間をそのまま表しているかのような、空っぽの眼。さも愉快そうにそいつはオレに言う。 「真っ当な人間じゃない癖に」 このファウードの主――リオウのパートナー、オレとはまた違う陰に生きてきた男、数々のいかれた人間を見てきたオレにとってさえ、酷く薄気味悪い感じのする男。 「…お前にだけは、そういう事を言われたくねえな」 「ザルチム君の前でだけは、お綺麗な姿でいようって?クックック、笑えるねえ、まあ人間って奴はそういうモンだがな、あんたは実に人間だ。良かったじゃねえか、ザルチム君はあんたを大事にしているし」 皮肉めいた口調でそいつは言った。 「人間のあんた、あんたもこのお人形さんの力が欲しいのか?」 「どうでもいい。オレはただザルチムがリオウに協力したいと、そう決めたからここにいる」 「ハッ、変な人間だ…オレはこいつで遊ぶのが楽しみで楽しみで堪らねえのに。こいつが復活したら、見ろよ、大陸が見えるだろ、ああいうもの全部…」 そいつはすっと腕を伸ばし、閉じていた掌を破裂させるようにパッと開いた。 「どぉ――ん…」 陰惨な笑みを浮かべた男は、徐々に肩を震わせ、空を向いて高らかに笑い出した。それはまるで、子どもの様に。 「お前は狂ってる」 「どうも有難う」 「お前みたいな性格だと、さぞかし生き易いんだろうよ」 「オレは世界に迎合する気なんざないからな。世の中真面目な良い子ちゃんが、いつでも一番損するんだぜ。あんたもちょっとばかしキレてみりゃ良いんだ、そうすりゃ生きるのが楽しくて堪らなくなる」 「豚となりて楽しまんより、人となりて悲しまん、だろ」 「おお、言うねえ。珍しいな、東洋人がそういう言葉知ってるとは」 ぜーんぶブッ潰したら、これ以上ないぐらいスカッとできるに違いないのに、と呟く男の表情は、薄ら寒くなる無邪気ささえ感じさせた。 こいつはガキと同じなのだ――自分が楽しむ事しか考えていない、究極のエゴイスト。 「良い事を教えてやろう。アルゴスは体中の眼全部が交代で眠るから、死角って言うモンがなかったが、ある時笛の音で眠らされ、全ての眼を閉じたその隙に首をバッサリ刎ねられて、孔雀の羽の飾りになっちまった。"眼"を潰されねえように気をつけてやりな。オレは落雷に気をつけるからよ」 「そういう忠告は、オレでなくザルチムに言え」 「嫌だね。オレはあいつ嫌いだから。生意気だ」 迎合する気が本当にないらしいそいつは、平然と言ってのける。 「このお人形さんは、誰かの手で造られた魔物らしい――可哀想なメドゥーサ、可哀想なミノタウロス、化け物になる事を望んだ訳じゃないのに、化け物にさせられただけなのに殺されちまった。こいつも似た様な子だ、望んで生まれた訳じゃないのにその力を利用され、或いは滅びをもたらすからと消されるかもしれない、自分達で造っておいて。ああ可哀想だ、だから精々巧く使ってやらねえと」 「…人間のお前が同じ人間を消す為に使おうってのか?」 「この世界をまっさらにするなんてのは、神様だってやってる事じゃねえか」 悪魔でも聖書を引く事が出来る、身勝手な目的に。そういう言葉を思い出す。 もう何も答えずにオレは歩き出す。オレはこの男の様に、ここから全てを見下ろしていても楽しい訳じゃない。 「世界を綺麗に洗い流した神様は、もう二度とこんな事はしねえと雲の中に約束の虹を置いた。まあ…この封印が虹ってとこか」 あんただって、 「ラウシン、あんただってこれを壊すんだぜ」 足を止めて振り返る。 巨大な鍵穴の前で、変わらず子どもの様に笑っているそいつがいた。 ママを綺麗にするんだよ――ガキが言った――ママ? 「オレはどうすればママが…この世界がもっと綺麗に見えるのか知ってるぜ」 そいつは長い髪をかきあげた。 「劫火に焼かれ踊り狂う姿。それが一番、美しいんだ」 徹底的だ。 こいつは徹底的に、いかれてる。 「オレは、お前とは違う」 それだけ返事した。そいつも口の端を上げただけだった。オレが歩き出しても、もう止めなかった。 ああいう人間もいるという事だ――善も悪も何もない。あいつの周りには何もない。このファウードに集まってきた人間達が皆、ああでない事は解っている。あの男が特別なのだ。そしてオレは―― ここにいる連中の中で、オレが一番理解の出来ない人間なのかもしれない。 ファウードが復活すれば、こいつこそが死の神となるだろう。その鎌を振り下ろす度に、確かに生きとし生けるものの命を奪っていくだろう。 オレはそれを望んでいるのか――今解っている事は、オレを認めてくれた死神がその時そこにいるのなら、オレもその隣にいるだろうという事だった。 死神に命を取られるよ。 死神がゆっくりこちらに歩いてくる。 透けた体の死神は、正しくこの世ならざる者の姿だった。 歩くな、良いんだ、来なくて良い、もう休め、傷が痛むんだろう。 血の味がする。オレがいつも感じ続けていた赤。腹部の傷みがどんどんと熱を帯びていたが、まるで重要な事ではない。 ただ視界がぼやけているのが厭わしかった。お前の姿が、よく見えないじゃねえか―― オレは死神の名前を呼ぶ。 何を謝るんだ。お前がそんな言葉を口にする必要は、本当にどこにもない。こっちはそんな事、これっぽっちも思っちゃいないんだ。 死神に命を取られるよ。 本当に死神なら。連れて行って欲しいとは言える訳もなかった。その言葉はお前を困らせる。 「あばよ」 オレは答える言葉を知らない。 お前はオレを認めてくれた。オレの許に、歩いて来てくれた。 オレはお前に、相応しい人間になれていたか。 もしもそうだと応えてくれるなら、もしもお前が本当に死神なのなら、いつかまたオレの前に現れてくれ。 オレがいつの日か命を終えていく時は、お前のその眼で見届けてくれ。 24巻記念★ ペア間の信頼とかそういうのが描きたいのにいつもどうしても人間寄りになっちゃいます リオウとザルチムのお話は沢山あるけどシダグリはあんまりお見かけしないので、色々詰め込んだのですが、個人的にザルチムは聖域なので書いてて自分でドキムネしてましタ! 前マイシスターえりちゃんに「ザルチムがオレのラウシンって言ったら超カッコイイよネ!!」と言われてうおおマジだめっちゃカッコイイ!!と激しく思ったので無理矢理ねじ込みましたデヘ あと魔界にもカブト虫とかいるんか…と色々考えたんですが、まあ魚がいるんだから生態系のピラミッドとして虫もいるだろうと…すんません大目に見て下さい他設定も色々大目に見て下さい 06.3.22 |